歯周病治療
Periodontal disease
〒658-0081
兵庫県神戸市東灘区田中町4丁目2-11 コート住吉1F
歯周病治療
Periodontal disease
歯周病は、歯が抜けてしまうだけでなく全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。
歯周病菌が肺や血液を通じて全身に到達し、さまざまなトラブルを引き起こすことがあります。
歯周病を甘く見ず、予防とともに早期治療に努めましょう。
以下の症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。
お早めにご相談ください。
軽度
歯茎に炎症が起き、歯と歯茎の溝「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、歯磨きのときに出血することがあります。
中等度
炎症が進み、歯周病菌が顎の骨にまで到達しています。歯周ポケットが深くなり、歯が動き始めます。
重度
顎の骨が半分以上溶けています。
歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。
歯茎からは膿が出て口臭も増します。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。
歯の表面に形成される細菌性の膜をプラーク(歯垢)と呼びます。このプラーク(歯垢)が歯周病の原因です。
歯の磨き残し等で歯茎のまわりに残った汚れがプラークに置き換わり、プラークからの毒素が歯茎にしみ込んでいきます。こうして炎症が引き起こります。
プラークは本来歯と同じ色なので見つけるのが困難です。
ネバネバですが軟らかく歯磨きで機械的に取り除くことができます。取り除かないと、石灰化して硬くなっていき、歯石がつくられます。歯石にはプラークが付きやすく、新しく軟らかいプラークがざらざらした歯石の上に急速に形成され、これが炎症を引き起こし進行していきます。注意していただきたいのが、うがいだけではプラークは除去できないことです。
1.掃除指導
現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解した上で、正しいブラッシング方法を学んでいきます。
2.スケーリング(歯石除去)
歯石は歯面に付着したプラークが石灰化したものです。歯に強固に付着しており、歯ブラシでは除去できません。また、表面がでこぼこしていて、歯垢が付きやすいため、一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して歯科医院にて取り除きます。
3.歯周外科手術
歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い場合には、ポケットの外から器具で歯垢や歯石を取り除くことが困難になります。このような場合には、歯肉を開いて歯根を露出させ歯垢や歯石を取り除く手術が必要になります。
4.メンテナンス
治療が終わった後に継続して良い状態を継続させることをいいます。そのためには、歯科医師の診査と歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。
最低でも半年に1回は定期的に検診を受けましょう。進行した歯周病の治療が終わった方は、1~3ヶ月のサイクルで来院し歯茎の状態を安定させていくことが大切です。